就活で周りと比べてしまうのはなぜ?原因と適切な対処法
こんにちは!ななみです。
就活中に聞こえてくる周りの声。
「3社も内定をもらえた!」
「A子、もう大手に決まったらしいよ」
そんな風に、学校では周りの人の就活状況が嫌でも耳に入ってきますよね。
周りと自分の就活状況を比べて落ち込んでしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、周りと比べてしまっては、本来のあなたの良さが見いだせなくなってしまいます。
とはいえ、比べることは良くないと分かっていても、なかなかできないもの。
「分かっていても、ついつい周りと比べてしまう・・」という就活生のために、
今回は自分の就活を周りと比べてしまう原因や対処法について書いていきます。
読み終わった後には
「なぜ周りと比べてしまうのか、原因が明確になった」
「周りと比べても意味がないということが理解できた」
「どうすれば周りと比べない自分になれるのかが分かった」
という状態になっていることと思います。
解決策を知るためにも、まず初めに、就活において周りと比べてしまう理由と、周りと比べてしまうしまう人の特徴について書いていきます。
「周りと比べる」原因は「競争心」
「周りと比べてしまう」という心理は、自分以外の存在に対する競争心が働いて起きるものです。
競争心は生活の中のどんな場面でも生まれることがありますが、就活では特に競争心が芽生えやすくなります。
本来就活は、自分が志望企業とどの程度マッチするか、自分がどの程度マッチすると伝えられたか、という自分と企業の間だけの問題と言えます。
しかし就活には受験勉強のように明快な正解がなく、自分の実力は企業にとって何点だったのか、果たして正しい就活を行えているのかはハッキリと表せません。
そのため「内定の数」などの分かりやすい基準で周りの人と比べ、優劣をつけることによって自分の就活を評価しようとしてしまうのです。
「自分は大学の友人より内定の数が多いから自分の方が上」、「友人は自分より有名な企業の内定をもらったから自分の方が下」といった具合に優劣を付けます。
またグループワークや集団面接など、他人と同席する就活の中では、なおさら「学歴やスキル」が上か下かといった基準で自分を周りと比べてしまいます。
そのように就活では周りと比べて優劣をつけることで、自分の出来不出来を判断しようとするため、競争心が生まれやすいのです。
周りと比べても何も利益にならない
就活で周りと比べてしまうことは、デメリットばかりで利益など何もありません。
ここからは、就活で周りと比べてしまうことによるデメリットについてご紹介します。
■周りと比べることで自分を見失う
自分の就活を周りと比べてしまうことで、どんどん自分を見失ってしまう可能性があります。
「周りの人はみんな内定をもらっているのに、自分だけ内定がない」
「自分はまだ志望企業に迷っているが、周りは就活をどんどん進めている」
そのように自分の就活を他人と比較することで、自分は周りより劣っているという意識が生まれ、自分自身や自分が今やっていることに対して自信を失ってしまいます。
そして「なんとかしなくちゃ」という焦りから「もっとこうした方がいいのでは?」などとあれこれ迷ううちに、結局自分は何をしたいのか、何をすべきなのかといったことが分からなくなってくるのです。
その結果、就活で自分が進むべき方向を見失ってしまい、きちんとした軸や強い思いのない中でやみくもに選考を受けることになります。
■自己否定が負の連鎖を引き起こす
自分の就活を周りと比べてしまうことで最悪なのは、自分自身を否定し、負の連鎖を引き起こしてしまうパターンです。
「どうせ自分はあの人には敵わない」
「自分は周りの人より劣っている」
などと、周りと比べて自分を否定することで、どんどん自信がなくなっていきます。
そうした自信のなさは無意識に表情を暗くし、ネガティブなオーラが態度や発言にもにじみ出てくるので、面接官に良い印象を与えません。
新卒の就活では実務経験で応募者の実力を測れませんから、印象と将来の可能性で合否が判断されます。
結果として自信のない人は面接で不合格となってしまい、なおさら「やっぱり自分はダメだ」と自己否定が深まります。
周りと比べないようにするための方法と対処法
上記のデメリットを読んで、まさに私だ・・と思った方は、もちろん今からでも対策をすれば乗り越えることができます。
以下では、周りと比べないようにするための方法と対処法について説明していきますので、しっかり読み込んで、自分のものにしていってくださいね。
■自分自身と向き合い、自分の就活に集中する
就活で周りと比べてしまう人は、周りと比べてしまわないように、
「自分の就活に集中する」ということを徹底していくことが大切です。
就活で大切なのは自分に合った企業に就職することです。
自分に合った企業でなければ、入社後に仕事や職場に対して満足できず、ストレスだらけの社会人生活となってしまいます。
自分に合った企業を見極め、内定を得るためには、自分という人間について正しく理解した上で、自分の良さを上手に企業に伝える力を高めなければいけません。
周りではなく自分自身ときちんと向き合い、内定獲得のために努力を重ねる必要があります。
そうすることで自分の就活に集中でき、自分の良さを伝えられれば、内定を獲得でき、それが自信になるはずです。
そして自信を持っている人は企業にとってより魅力的に見えますから、その自信がまた次の内定へとつながっていくという、良い連鎖が生まれます。
つまり就活で比べるべきは、「周り」ではなく「自分」なのです。
これまでの就活の結果に納得がいかないのなら、納得のいく就活となるように、周りではなく、過去の自分と比べてどんどん成長していきましょう。
■前向きな考え方を常に意識する
自分の就活を周りと比べてしまう人は、どんな状況においても、前向きに考えるということを常に意識することが大切になってきます。
周りと比べてしまう人は具体的にどのように捉えればよいのか、具体例を書いておきますので、参考にしてみてください。
内定の数(内定の有無)を比べてしまう
→内定の有無や数よりも、自分に合った企業かどうかを見極める方が大事なため、自分に合っている会社から内定をもらえることに注力する
学歴やスキル面を比べてしまう
→学歴やスキル以外で採用している優良企業は多くあるため、学歴やスキルではなく、人間性をアピールできるように準備をする
周りと比べて自分を否定してしまうのでなく、前向きに物事考え、自分自身と向き合うことで、自分に合った企業に入社できます。
上記を参考に、前向きな考え方を常に意識して、就活に挑んでいってください!
最後に・・
自分を見失わず自分に合った就職先を見つけるには、周りと比べてしまわないように、自分の考え方を変える努力が必要です。
それでも自分の就活を周りと比べてしまって悩んだ時には、休息を取ったり、人に相談したりといった対策を取るのもおすすめです。
思い詰めずに、時にはリフレッシュしながら取り組んでいってくださいね。